2012 May
Paris |
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日本の野菜も繊細でとても美味しいけれど、ヨーロッパの野菜はどっしりとしていて味が濃いような気がする。5月のパリのテーブルにはやっぱり白アスパラガス。レストランのメニュウにもこの季節には頻繁に登場する。我が家では焦がしバターのソースと同じく苦味のある「フノイユ」、(日本ではウイキョウ)をお供に。野菜の色や形は本当に美しいので、白いボールに絵を描くように飾る。 |
Paris |
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「鴨とオレンジ」はフランス料理の定番の組み合わせ。レストランで頂くことはあっても自分ではなかなか作らないので、スケジュールの少しゆったりしているこの時期、早速トライして見る。ずいぶん昔にRITZのお料理のコースに通っていた時のレシピを思い出して、しずしずと作って見る。オレンジをバターで焦がしたり、手順も少し複雑。ボディのある赤ワインとの組み合わせもなかなか満足。 |
Paris |
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クスクスも我が家で作って見たいメニュウの一つ。スパイスもお店によって個性もまちまち。羊のソー セージ、メルゲスも美味しい。美しい春野菜をたっぷり入れて、スムール(クスクスの粒粒)にはバターを入れるとマイルドな味わいに。日本から持ってきた粉 引きの器もまさかクスクスの器になろうとは・・・。 |
Paris |
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ヴェトナム料理のレストランで良く頂く、「蓮の茎のサラダ」。イタリアの野菜プンタレッラに似た、日本のタンポポの茎のような野菜。チャ イナタウンで見つけて早速我が家でトライしてみる。トッピングにはフライド・オニオンと砕いたナッツ、ニョクマムでマリネするようにざっくり混ぜる。ヴェ トナムのカントーという街で、小さな船に乗って水上マーケットを訪ねた時、船いっぱいに積んであったのはこの野菜だった事を始めて知る。 |
Paris |
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キリスト教の祝日の多い5月。今年はカレンダーの関係でポン、つまり連休にしてしまうので、何だかお休みばかり・・・。フランス人は本当にいつ働くのでしょう?でも普段はは忙しくてなかなか会えない友人たちとゆっくり会えるのはとても嬉しい。グラフィックデザイナーのDご夫妻のお宅で夕方からシャンパンを頂きつつ、ゆったりとした時間をご一緒する。オーブンで子羊の焼けるのを待ちながら、お互いの近況や最近の仕事のお話。「苦味のあるお野菜はデトックス効果があるのよ」と、フノイユとクレソンをアスパラガスと供に。白、赤、デザートワインとチーズ、どれも本当にマニアックなチョイスでいつもながら感激する。デザートは田舎の家で採れたというちょっと不揃いなカワイイイいちごのタルト。帰りにお土産にと、タルトやら今凝っている野菜とやらを持たせて下さる、こちらもいつもながらママンな友人のS! |
Paris |
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アメリカに行くとメキシコ料理はとても気軽だけれど、パリではなかなか珍しい。メキシコの駄菓子屋さん?のようなこの小さなレストラン。実はもう長く通っている。メキシコを旅してタコス以外にもいろいろ美味しいメニュウがあ ることを知っていろいろ頂きたいけれど、とにかく「トウモロコシの粉」がベースなのですぐにお腹がいっぱいに・・・!アボカドのグアカモレもたっぷりのレ モンで爽やか。ブリトーもモチモチでとても美味しい。インテリアは正にメキシコそのもので、フリーダ・カーロの家を思い出す。
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Paris |
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子羊はとても好きだけれど、日本では頂く機会が少ない。パリに帰って来ると、いろいろなメニュウでつい子羊をチョイスしてしまう。昔マンガで見た「マンモーの肉」のようなワイルドな子羊のお肉も、我が家で作れば少しだけ可愛らしく?淡白なカブと子羊、ロゼワインの相性もぴったり! |
Paris |
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我が家のクスクスはいつも羊のスパイシーなソーセージ、メルゲスを お供に。スパイスが効いているので「チュニジア風ピラフ」なるものを創作で作って見る。コリアンダーをたっぷり振りかけて、クスクスのブイヨン風のスープ も添える。こんなメニュウがクスクスの本場、チュニジアやモロッコにあるかしら? |
Paris |
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今週も再び祝日とポンで長い週末。やっぱり早い夕方から友人宅で夕暮れを眺めつつシャンパンを頂きつつ・・・。アート・ディレクターとピアニストの友人。お料理も素晴らしいけれど、テーブルセッティングも美しくていつもとても楽しみ。5月の定番、アスパラガスもラディシュのお花畑のよう。エシャロットたっぷりのソースがまたとても美味しくて、自分ではなかなか調理するチャンスのないアンティチョークも、サクサクしていてとても美味しい。春らしい「ナヴァラン・・・ド・アニョウ(子羊)」ではなく「ナヴァラン・ド・ヴォー(仔牛)」。小さな春野菜のソテーとプチポアも可愛らしく、いつものように沢山頂いてしまう! |
Paris |
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ヴェトナムを旅した時、あらゆる所でヴェトナム人に間違えられた私。あまりの暑さにヴェトナムの傘のような帽子「ノン」を被っていたせいもあると思うけれど、私が立ち去った後指をさして「あの人本当にヴェトナム人ではないの?」という雰囲気を旅の間中感じていた。パリのヴェトナムレストランでもまるで「おお!同胞よ!」と言う感じで迎え入れていただく事もシバシバ。「日本人なんです」と言っても「ハーフじゃない?」と・・・。でもヴェトナム料理がこんなに好きなのはもしかして・・・?フランス語が殆ど通じないこのレストラン。まるでホーチミン・シティに居る様! |
Paris |
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レストランで頂いたメニュウを我が家で再現するのはとて も楽しい。RITZで習ったレシピや調理方を少しだけ取り入れて、自分なりに作ってみるのはとてもクリエイティヴな時間。鶏類にだけある「ソリレス」と言 う部位。フランス語では「あほうはソレを残してしまう」と言う意味の味わいのあるお肉。柔らかい新玉葱とシャンピニオンを添えて、お皿にはターメリックと 胡桃の飴がけをトッピング。 |
Paris |
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最近、パリのレストランのシェフの間で、日本人の作った繊細な味の野菜が話題になっている。お料理 好きなデザイナーの友人が「今日マルシェで見たことの[無い野菜を見つけたの、MIZUNAと言うらしいのよ・・・」と、車で立ち寄って下さる。正に日本 で頂くミズナそのもので何だか懐かしく嬉しくなる。早速、お豆腐とひじきの和え物をトッピングしてランチにおよびする。デザイナーだけあって「粉引き」の 器、その技術にもとても興味をお持ち。嬉しい日曜日のランチになる。 |
Paris |
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Plats
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子羊と野菜の煮込みは私の大好きなメニュウ。我が家の定番メニュウでもあるけれど、ここのところ「日仏の引越し」が続きなかなか作る機会がなかった。久しぶりに煮込み用の子羊、煮崩れないしっかりしたカブやセロリを市場でチョイス。澄んだスープが好きなので、アクを丁寧にとるのがコツといえばコツ。コトコト煮込みながら、お手紙を書いたりするとても豊かな時間。 |